六重奏曲 第二番
- ¥7,000 ($44.27)
(Wind Quintet・Pf)
ゆくゆくはエッセイ上でまとめますが、木管五重奏とピアノという編成をここまで気に入ってしまうとは思ってもみないことでした。また、六重奏曲は「第一番」からちゃんと書いているのにも関わらず、そしてそれも気に入っているにも関わらず、「第二番」を先にアップすることになるとも思っておりませんでした。
そもそも、需要があると思っていなかったのです。
ただ、自分はというと、確かに「聞いた事のない作曲家の、木五+ピアノの六重奏曲」と見るや、問答無用で興味が出るものです。そして割と毎回裏切られるものです。
「森の六重奏団」でまともに木管五重奏が扱えるとなって此の方、この編成に対する作曲の意欲は高まるばかりです。その原動力の一つにあるのは、「そもそもの作品数の少なさ」と、その中で強烈に光るプーランク。あんなアクロバティックな正回答を出されては、やりづらくて仕方ない。とは言え、そこまで荒らされて開拓されているジャンルではないので、自由に書いてもそう被りを気にしなくて済むのです。この表現はなんか違いますね。別に被ることを気にしているわけではないので……「先人の轍に囚われる事なく書ける」ということかもしれません。
この曲はトゥイレの六重奏曲と組み合わせて初演することを前提に書きました。
するとどうでしょう。まともにトゥイレに意識が向いてしまっているではありませんか。
中間二楽章の調性がまさにその最たるもので、トゥイレの二楽章が緩徐楽章で変ホ長調、三楽章はスケルツォ的な楽章でト短調。本作は二楽章がスケルツォ的な楽章でト短調、三楽章が緩徐楽章で変ホ長調。
「おジャ魔女どれみ」と「ふたりはプリキュア」それぞれの初期オープニングの、ABメロとサビの調構造の近似みたいなことになっているのです。楽章単位でとは言え。
でも、ですよ。そりゃ演奏会全体の音楽的内容のバランスはもちろん考えますので、そういう意味でも大変良い対比の仕上がりとなっております。
全体は四楽章からなり、冒頭の主題が全曲にわたって循環しています。明らかにロマン派の大作曲家の面々に対する敬意に満ちていて、そう考えると確実に音楽史の轍の上で戦おうとしている様が実に潔し。
トゥイレが前プロ……みたいな回のメインにぴったりな楽曲です。下手すると五十年後にはそんな並びの演奏会ばかりになっているかもしれません。
……ここまで書いてみて気付きました。2026年現在「森の六重奏団」ではプーランクを取り上げる気があまりありません。その理由を「みんな六重奏と言えば取り敢えずプーランクやるから」としていましたが、まだプーランクとぶつけるものを書くことが怖いのかもしれません。何と言ってもプーランクもまた「音楽史の轍」を見つめ続けてきたという点で私と似ている所があるのだから……。
閑話休題。そのうち、ブルーメルの六重奏曲とぶつけた「六重奏曲第一番」も当サイトにアップすることでしょう。お楽しみに。笑
参考演奏はこちら⇩
https://youtu.be/rCuqFTgkKdc?si=ZCLHMXrc-tHqqJ_N
「六重奏曲 第二番」の楽譜セットです。
スコア譜とパート譜(フルート/オーボエ/クラリネット/ホルン/ファゴット)がセットになっています。
ご購入いただくと、6つのPDFが入ったZIPファイルをダウンロードできます。
・スコア譜 55ページ
・パート譜(フルート) 15ページ
・パート譜(オーボエ) 13ページ
・パート譜(クラリネット) 14ページ
・パート譜(ホルン) 13ページ
・パート譜(ファゴット) 13ページ
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五重奏曲
- ¥4,000 ($25.30)
(Fl・Cl・Ob・Vc・Pf)
個人的にはイチオシの曲なのですが、どこに需要があるのかと思っていたところ、遂にお問合せを頂きましたのでアップさせていただきました。
第一楽章では牧歌的な雰囲気の中での時間の経過をお楽しみください。主張を押し付けることなく、各主題を丁寧に綴りながら、最終的に何かが染み渡るようなソナタ形式です。
私が愛してやまないA管クラリネットの響きを基盤にフルートとオーボエとチェロという「混ざらないわけがない」楽器群が織りなす響きを、ぜひ体感していただければ幸いです。
第二楽章は単純な変奏曲です。極めて単純な主題と遊び心に満ちた変奏により構成されています。
※二箇所、留意して頂きたい点がある譜面です。
まず第七変奏のパート譜の豆譜(ガイドとも言いますが)は、各パート、全てが間違えています。是非真面目に豆譜を凝視して「すわ間違えたか!?」と目を白黒させていただければと思います。
そして第十三変奏は、完全な即興でカオスになった瞬間がウケるという事を信じていた頃の名残です。CDでもカットして演奏していますし、公開演奏でも一度も演奏した事はありませんので、皆様もカットして演奏されることを強くお勧めします。くれぐれも自戒の意味を込めて残してあるだけのものだと認識して頂ければと思います。
(万一ヘンレ版から出版なんて事になる場合は迷わず消して、巻末に注釈が出るやつです。)
第三楽章は無窮動的楽章です。決まった時の爽快感は何者にも代え難いものがあるでしょう。
ホームベージの記事へのリンク
https://moriryohei.com/2026/04/04/861/
スコア譜とパート譜(フルート、クラリネット、オーボエ、チェロ)がセットになっています。
ご購入いただくと、5つのPDFが入ったZIPファイルをダウンロードできます。
・スコア譜 44ページ
・パート譜(フルート) 12ページ
・パート譜(クラリネット A管) 13ページ
・パート譜(オーボエ) 13ページ
・パート譜(チェロ) 12ページ
モーツァルト協奏曲メドレー 〜木管五重奏のための〜
- ¥3,000 ($18.97)
(Wind Quintet)
ご存知、モーツァルトの協奏曲をメドレーにしてみました。しかも木五で。
それぞれの悪夢の集合体なので需要は???ですが……
自分の負担を顧みず他者の伴奏にも勤しむ、まさに「One for All、All for One」の精神で、このメドレーを成立させて頂けると幸いです。
当初は楽器紹介の意味合いで作っていたものですので、そういう用途にもお使い頂けます。
I’ve put together a medley of Mozart’s concertos—arranged for woodwind quintet, no less.
It’s essentially a collection of nightmares, so I’m not sure how much demand there will be…
But in the spirit of “One for All, All for One,” where one throws oneself into accompanying others without regard for one’s own burden, I would be truly grateful if you could help bring this medley to life.
Originally, I created it as a way to introduce the instruments, so it can also be used for that purpose.
【参考音源】
https://youtu.be/9QRjGCROa5c
スコア譜とパート譜(フルート、オーボエ、クラリネット(A管/B♭管)、ホルン、ファゴット)がセットになっています。
ご購入いただくと、7つのPDFが入ったZIPファイルをダウンロードできます。
・スコア譜 13ページ
・パート譜(フルート) 4ページ
・パート譜(オーボエ) 4ページ
・パート譜(クラリネットA管) 3ページ
・パート譜(クラリネットB♭管) 3ページ
・パート譜(ホルン) 3ページ
・パート譜(ファゴット) 3ページ
本作品のクラリネットはA管での演奏をお勧め致しますが、B♭管でもお楽しみ頂けるように追加パート譜をご用意しておリます。
六重奏のためのソナチネ
- ¥3,500 ($22.13)
(Wind Quintet・Pf)
当サイトに載っている楽曲中、最も作曲年代が古いものです。
人生でプーランクにのめり込んだ時期がこれまでに何度もありますが、その最初の時期に書いた作品です。二十歳くらいの時だったと記憶しています。単一楽章のソナタ形式で、まさに「ソナチネ」と呼ぶに相応しい尺の楽曲です。
第二主題のフレーズ終わりに必ずプーランクが顔を出しますが、これはもう当時の私がプーランクから少しでも何かを吸収しようと彼のスタイルを模倣していた事が原因に他なりません。展開部(これも奇跡的に割とあっさりとした長さ!笑)の中途あたりでは、プーランク好きが高じてその周辺のフランス人作曲家にも興味が出ていたんだなと思わざるを得ない大胆な和音(しかも全員で四分音符なので一発で「ア、ここだな」と分かって頂けるはず)も使われており、まさに仏蘭西礼讃の香りが前面に押し出されています。
この曲自体はホルンを抜いた状態で何度も演奏して来ました。ホルンのお友達が居なかった為です。木管四重奏とピアノに編曲したものの演奏回数のほうが2026年現在このオリジナル版より多いです。
森の六重奏団の演奏会を開催するにあたり「何か一曲目に軽いのがないか」と考えていた所にこの曲の存在を思い出しまして、本来の編成による完全な形での「初演」は、作曲から10年以上経ってからとなりました。
ホルンのパートを他の楽器に振り分けた響きが頭に残ってしまっていた為に、オリジナルの編成で合わせてみると新鮮も新鮮。「俺は当時ここまで考えて書いていたんだなぁ」などと感心してしまいました。この曲にとってホルンの存在はどうやら重要だったようです。
改めて見返してみれば、よく陥りがちな(個人的にそれが悪いとは決して思いませんが)ピアノ+木管五重奏の構図一色にならないように随分と丁寧に書かれていて、響きとしても室内楽然とした佇まいが大変好感の持てる楽曲です。息の長いフレーズを楽器のソロで引き継ぎ、単一の低音の上でピアノが同じ伴奏音型を繰り返す。しかも、展開部であるにも関わらず新主題まで出してくるというチャレンジングな姿勢も、些か無謀ながら悪くはない。
自らの作品とはいえ、もうここまで過去の作品だと手放しで褒めてしまいますね。こればかりは「自分が聴きたい作品を書く」という姿勢を当時から変えていない事のメリットではないでしょうか。笑
誠に手前味噌、失礼致しました。
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「六重奏のためのソナチネ」の楽譜セットです。
スコア譜とパート譜(フルート/オーボエ/クラリネット/ホルン/ファゴット)がセットになっています。
ご購入いただくと、6つのPDFが入ったZIPファイルをダウンロードできます。
・スコア譜 16ページ
・パート譜(フルート) 4ページ
・パート譜(オーボエ) 4ページ
・パート譜(クラリネット) 4ページ
・パート譜(ホルン) 4ページ
・パート譜(ファゴット) 5ページ
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